『地方出身で難関校に合格することの意義』by 森上(ハース未来塾)
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日々の出来事
2017/9/20 21:10

東大が劣化しているとの議論がかまびすしい。
東京大学が世界大学ランキングで
過去最低の46位となったことが
ニュースになりました。



ではその大学ランキングはどのようにして
付けられているのでしょ
うか?

●順位はどのようにつけているのか
体系化された評価基準が存在します。
5つのポイントから点数がつけられます。
5つは、
Teaching(指導)、Research(研究)、
Citations(引用)、International outlook(国際的観点)、
Industry income(産業界からの収入)で、
順に30%、30%、
30%、7.5%、2.5%
という傾斜で配点され、
100点満点でスコアが出ます。

●この「世界大学ランキング」は妥当か
客観的な数字からはじき出しているので
妥当性は高いと思います。

実際にPwC(プライスウォーターハウスクーパース)
という監査法人を入れて数字の公平性をチェックしています。

●東大下落の理由は、東大が落ちているというよりは、
他が上がっているという印象です。
アジアで言えばシンガポールや中国の躍進は
目を見張るものがあり
ます。



●「世界大学ランキング」は受験生に対するPRになりえるのか
現実に影響を与えています。
例えばアジア圏の大学を志望している
優秀な高校生はまず一番ラン
キングが高い
シンガポール国立大学を選ぶでしょう。

東大に行こうとは思わないですよね。
実際に海外からの受験生で東大に合格した
50人程度の高校生のう
ち、
実際に入学したのは数名だったそうなんです。


なぜかと言えば、彼らは東大にも受かっているけど、
シンガポール国立大学(アジア1位)、
北京大学(アジア2位)
などにも受かっている。
だからシンガポールや中国に行くんです。 


★実際のところ東大は劣化しているのか。
東大生は実際、バカになったのか。
日々東大生と向き合っている教授たちは、
彼らのことをどう見ているのだろうか。


「たしかにかつての東大には、"天才"と呼べるような学生が
全国から集まっていましたが、

今は昔と比べてレベルが落ちたように感じます。
やはり、
塾や中高一貫校などの受験システムが確立されて、
そのお蔭で合格できる学生が増えたことが
影響しているのでしょう

それは、
こうしたシステムが整っている首都圏に合格者が
圧倒的に多いこと
からも明らかです」
 そう話すのは、東大工学部名誉教授・松島克守氏だ。
「もちろん、50年ほど変わらず毎年約3000人の学生が
全国から選ばれてい
るわけですから、
他大学に比べれば皆優秀で、ピンキリの、

ピンの学生の優秀さは今も変わりません。 
IQは高くて知的腕力もあり、まるで日本刀のような
切れ味をもつ学生が50人に1人は必ずいま
す。
こうした学生は、何をやらせても圧倒的にスピードが早い。

たとえば修士論文にしても、
集中力と頭の回転がケタ外れですから、
普通の人の半分の時間、
数ヵ月で
あっという間に仕上げてしまう。 

それ以外には、切れ味でたとえると
よく切れるが折れやすいカミソリ、

鋭さはないが朴訥で堅実な木刀などの層がいるわけですが、
おしなべて大人しく周りに合わせていく小粒な学生が増え、
昔の東大生にいたような、優秀でさらに野心もある、
迫力のあるタイプが減ったように感じます」
「みんな大人しくて質問もしないし、
意見も言わないし、
学生同士で議論もしない。
研究とは独立して知の闘いの世界で生き抜いていくこと。
これでこの先、生きていけるのか心配してしまいます」

東大の著名な先生方は塾や中高一貫校などの
受験システムが確立さ
れて、
そのお蔭で合格できる学生が増えたことが
大きな原因だと考えてい
るケースが多いようですね。

他方、地方では教育インフラがほぼほぼ全くと言っていいくらい
整備され
ていないと言っても過言ではない。

これだけICT教育が叫ばれている現代においても
その傾向に大き
な変化は見られません。
本来ならば地方の教育格差はITによって
改善されて行ってもおか
しくはない...
そのような考え方にも一定の妥当性はあるはずですが
現実にはそう
なっていません。

なぜでしょうか?

次回のブログではこの原因について
考えてみたいと思います。blush